前回の記事では、スコッチウイスキーについて簡単に触れたね!
次は、アイリッシュウイスキー!どんな特徴があるのかな?
5大ウイスキーとは、スコットランド、アイルランド、日本、アメリカ、カナダで生産されているウイスキーのことを指します。この5ヵ国は世界でも特に有名なウイスキー生産国です。今回は、この5大ウイスキーについて解説していきます。この記事では、アイルランド(アイリッシュウイスキー)に的を絞り、解説します!あくまで簡単解説ですので、玄人の方お許しください。初心者のみなさま、読んでいただけたら嬉しいです!前回のスコッチに関する簡単解説も載せておきます!ぜひ読んでください!
アイルランド(アイリッシュウイスキー)
アイルランドは、かつてスコットランドとしのぎを削るほどのウイスキー大国でした。連続式蒸留器の参入やブレンデッドウイスキーの誕生などで市場を取られてしまいましたが、近年またさらに知名度、力を伸ばしてきています。まずは、アイリッシュウイスキーに関する法律について触れてみます。大きくスコッチと変わるところはありませんが、熟成する場所についてはしっかり押さえておく必要があります。
・穀物類を原料とする
・麦芽に含まれるジアスターゼ(酵母)により糖化
・酵母の働きにより発酵
・蒸留液から香りと味を引き出せるように、アルコール度数94.8%以下で蒸留
・容量700ℓを超えない木製樽に詰める
・アイルランド、または北アイルランドの倉庫で3年間以上熟成させる(移動した場合は両方の土地での累計年数が3年以上)
アイリッシュ独自の「ポットスチルウイスキー」とは?
アイルランドでは、主に4種類のウイスキーを製造しています。それが、①ポットスチルウイスキー、②モルトウイスキー、③グレーンウイスキー、④ブレンデッドウイスキーの4つです。②~④はスコッチでも聞き馴染みがありますが、①ポットスチルウイスキーはアイルランド独自の製造方法とされるウイスキーです。4つそれぞれの特徴をまとめてみます!
ポットスチルウイスキー
本来モルトウイスキーは、大麦麦芽を100%使用するのに対し、ポットスチルウイスキーは原料に大麦麦芽と未発芽大麦を使用することが大きな特徴です。モルト100%のモルトウイスキーに対して未発芽大麦を使用することによって糖化に比較的長い時間がかかります。それにより、ポットスチルウイスキー独特のオイリーさ油様のねっとり感が生まれます。また、スコットとは違い3回蒸留を行うことでより蒸留液は80%以上、造り出されれる酒質は軽く、熟成期間は短めなのも特徴です。
ウイスキーの原料についての記事も合わせて読んでいただくとより理解が深まります!
モルトウイスキー
こちらはスコッチ同様モルトを100%使用したウイスキーです。アイルランドでは、2回蒸留をしている蒸留所(クーリーやキルベガンなど)と3回蒸留をしている蒸留所(ブッシュミルズなど)、どちらも存在しています。
グレーンウイスキー
こちらもスコッチ同様です。使用する原料は、トウモロコシや大麦、小麦。蒸留は、連続式、ポットスチルのどちらを使ってもよいとされています。以前は、グレーンを造る蒸留所が少なかったアイリッシュですが、現在はグレーンに力を入れている蒸留所も増えてきました!
ブレンデッドウイスキー
もともとアイリッシュはブレンデッドウイスキーの製造はしていませんでしたが、1970年代以降スコッチに対抗するため始められました。②③、①②、①③、を混ぜることができる他、ポットスチルウイスキー、モルトウイスキー、グレーンウイスキーの全てをブレンドすることも可能です。
まとめ
以上。今回は、5大ウイスキーの中の「スコッチウイスキー」に焦点をあてて解説しました!簡単解説ということもあり、サクッと書いてみました。アイリッシュの特徴といったらやはりポットスチルウイスキーと3回蒸留かなぁ~と改めて思いましたね。ねっとり甘めのウイスキーからさっぱり軽やか系、アイリッシュも注目度の高いウイスキーではないでしょうか。自宅やbarでウイスキーを飲む際の参考にしてみてください。20年くらい熟成されたアイリッシュは超おいしかったです!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!引き続き、読者ファーストの記事投稿を頑張っていきます!酒巻さんちのウイスキーブログをよろしくお願いします!
コメント